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2010年11月14日日曜日

土肥元校長の推薦書・業績評価書

支援者の皆さんへ

非常教員採用選考推薦書兼業績評価書と不合格処分について
 
 東京都教育委員会(都教委)は、裁判の中で、私を不合格とした理由の一つ
として非常勤教員採用選考推薦書兼業績評価書(推薦書・業績評価書)を証拠
として提出しました。
私の推薦書・業績評価書は、別紙の通り全ての項目でCという最低の評価です。
その理由を見ると、私が都教委の施策を批判したことが全ての項目で述べられ
ており、私の現場における教育活動についての論述は一切ありません

Cの理由は大きく二点です。
一点目は業績評価制度についてです。業績評価制度において、私が実施要領に
絶対評価と明記してあるにもかかわらず、都教委が相対評価を強要したことに
対して意見を表明したことに対する評価です。私は業績評価制度を全面的に
否定したり、業績評価を提出しないという法令に違反したわけではありません

二点目は学校経営の適正化に関する通知(職員会議で教職員の意向を確認
する挙手・採決の禁止)についてです。これについても私は三鷹高校で教職員
の意向を聞く挙手・採決はやっておらず、通知には従っています。しかし職員
会議は既に1998年に補助機関となっており、最終決定は全て校長の権限と
なっており、職員会議における意向を聞く挙手・採決の禁止は教員が言論の
自由がなくなり、結果的に教育の主体である生徒の言論の自由もなくなると
思ったからです。
戦前を見れば、教員の言論の自由がなくなれば、生徒の言論の自由が
なくなるのは明らかだからです。

私が離任式で教育の主体である卒業生から「卒業証書」と卒業生全員から
色紙」をもらい、多くの保護者からも「色紙」をもらった事実は、私の教育
活動に高い評価を与えてくれたものだと思います。私の教育活動を全く
評価せず、都教委に対する意見表明のみを推薦書・業績評価書の対象と
することは、業績評価実施要領違反であり、業績評価が言論統制に使われて
いることを如実に物語っているのです。今回の私の推薦書・業績評価書を見て、
業績評価は評価者の恣意的な評価になっていることが明白になったと思います。

支援者の皆さん、私の推薦書・業績評価書をよく読んでいただき、都教委の
評価がいかに教育の主体である生徒を無視して付けられており、都教委の
考え方に反する者を排除するために使われているかを確認していただきたいと
思います。
                          土肥 信雄

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