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土肥先生の活動日記、お宝目録、スケジュールなどのコンテンツ盛り沢山です。是非ご覧ください。
http://www.dohi-shien.com/

2009年12月19日土曜日

2.6集会のご案内

2010年2月6日(土)に、土肥元校長の裁判を支援する会が主催する集会
”モンスター都教委さま 裁判へようこそ”を開催いたします。皆様どうぞご参加ください。


●日時 2010年2月6日(土) 午後6時20分開場: 6時45分開演

●会場 府中グリーンプラザ(けやきホール) 京王線府中駅徒歩1分
             電話042-360-3311

●内容 「土肥裁判の問いかけるもの」吉峯啓晴(弁護士)

   「都教委の反論に再反論する」土肥信雄(元都立三鷹高校校長)

   「国民の教育権から見た職員会議」醍醐聰(東京大学大学院教授)


    3人トーク「教育と言論の自由

             -- 生徒のための教育行政を考える」


     尾木直樹(教育評論家)/最首悟(和光大学名誉教授)/土肥信雄

  ―― 他   資料代:500円
      

連絡先  090-5443-0782(成瀬)  

2009年12月2日水曜日

講演日記 - @大阪

2009年11月22日(日) 大阪市場所: エルおおさか 

時間: 午後2時から午後4時30分


 大阪での講演。私の生まれは母の実家である京都。父も三重県で関西人。
私も幼稚園から小学校2年まで大阪豊中市蛍池に住んでいました。
蛍池はその名の通り、池があって蛍がたくさん飛んでいたことをよく覚え
ています。休みごとに母の実家の京都に来ていたので、私の故郷は関西
です。したがって何事においても関西びいき。ラグビーは同志社大学。
(同志社岡監督対明治北島監督)平尾、大八木がいた同志社は強かった。
アメリカンフットボールは京大。(京大水野監督対日大篠竹監督)
日大との試合で最後に逆転タッチダウンを奪って勝ったときに選手全員
が泣いていたのを覚えています。ラグビーもアメリカンフットも関西の
方がリベラルな監督でした。競馬は関西馬。タニノムーティエの鋭い
差し足は忘れられません。残念なことにプロ野球だけは何故か巨人。
川上が好きだったのです。(しかし江川事件以来、アンチ巨人です)
というわけで関西大好き人間、相手が関西弁をしゃべるとすぐに関西弁
になる私です。

 参加者は教員が多く、講演を始めると皆さん真剣な眼差しで聞いて
いました。驚いたことに、大阪でも、首席制度(東京の主幹制度)の
導入、君が代不起立者に対する処分の開始、教員評価制度の導入と、
まさに東京都教育委員会が行った事と同じことをやってきているの
です。皆さん真剣になるのはあたりまえで、東京都の動向に非常に
関心を持っているのです。やはり知事が橋本知事に代わってから加
速されてきたのでしょうか。とにかく東京の石原知事と大阪の橋本
知事は仲良しですからね。

 とにかく管理強化をはねかえすためには、生徒、保護者の支援が
絶対に必要です。とにかく生徒のために汗をかくことで、生徒、
保護者は支援してくれるはずです.


― 集会参加者の感想 ―


土肥さんの明るさ、元気さ。とても大切なことだと思いました。
多くの人は、このことによって、励まされ、勇気づけられること
でしょう。職員会議は、上からの意志通知機関だ。――との通達が
なされたと、TVの番組で知り、これは、G・オーウェルの「動物
農場」ではないかと思いました。一連の向こう側の動きは、揺り
戻し、反動――との言葉が印象的でした。勝ち取った権利に安住し
ては行けないとの発言をよく覚えておきます。


感動と怒りで胸が熱くなりました。権力を持つ者のずるさ、卑怯、
それに抵抗するのは、人と人とのつながりなのでしょう。「校長
先生、大好き」といってもらえるのは、教師としての最大の喜び
なのだと思います。人はひとりでは弱いものですが、「生徒のた
めに」という思いが、勇気を与えてくれます。僕自身が出会う若
者たちの未来のために、僕自身の権利と自由のために、僕も許せ
ないものに闘っていこうと思っています。勇気を与えていただき、
ありがとうございました。


ビデオで見た生徒に対する明るさ元気さそのままに、今日私た
ちに話をしてくださった土肥さんのおかげで、ちょっと暗くしず
みがちな私も、ずいぶん元気をもらいました。都教委の卑怯な
やり口(大阪も同じですが)に改めて怒りを抱くと共に、明らか
にひどい不当な事柄に私たちが声を上げることによって世間に
明らかにされるであろうし、そのために声を上げていきたいと
思います。


こんな、反権力のエネルギッシュな教育者は、めったにいま
せんね。なまでお話を聞いて、元気をもらいました。
具体的な事例が多く、とてもわかりやすいお話でした。特に米長
を天敵としているところがとても共感できました。都教委のあま
りにも強圧的なやり方に、いったい今は何の時代なのかという気
になってきました。戦後、民主主義が憲法で定められ、少なくと
も建前では、人権の尊重が言われているにもかかわらず、それを
かなぐり捨てて、管理・支配に走っていることが恐ろしいと思い
ました。


青春ドラマに出てくるような熱血先生だという印象でした。
今の時代、自分よりも生徒という教育者はなかなかいません。
こういう人もいるんやなあと思いました。


はじめのドキュメント映像で、生徒が校長をしたうところや
土肥元校長が卒業式で言う練習の場面や、離任式の卒業証書の
ところなど、号泣してしまいました。こんなにも生徒達と向き
合い「どんな場でも自分の意見を言える立派な大人になってほ
しい」というメッセージを貫き、実践される土肥元校長の姿に、
私の弱さまでも指導されました。ありがとうございました。

講演日記 - @沖縄



2009年11月13日(金) 沖縄県沖縄市
場所: 沖縄市民小劇場「あしびな」 

時間: 午後6時分から午後7時40分


 沖縄からの講演依頼はまだ講演依頼がほとんどない早い時期にありました。
正直言ってとても嬉しかったです。とにかく多くの皆さんに私の話を聞いて
もらい、私と東京都教育委員会とどちらが正しいか判断してもらいたかった
からです。もちろん講演は私の講演なので、一方的な話しですが(本当は
教育委員会も出席して公開討論をしたいのですが、絶対都教委は出てくれ
ないので仕方ありません)皆さんに聞いてもらうことが、今の私の仕事だ
と思っています。講演をするたびに、支援者がどんどん増えてきています。

 沖縄には色々な思いがあります。東京都が修学旅行の航空機利用を認め
た時、その年に小川高校(私は当時教諭)は沖縄修学旅行を決めたのです。
初めての航空機利用で、様々な問題を乗り越えて沖縄に決めたときは本当
に嬉しかったことを覚えています。沖縄修学旅行は、平和教育、自然、
文化と修学旅行としては内容的にも最高の場所だと思っています。
生徒達の沖縄修学旅行の満足度も非常に高く、今後も都立高校の多くが
沖縄の修学旅行を実施してもらいたいと思っています。

 当日は早めに沖縄に着いたので、2年前に出来た素晴らしい建物の
美術館・博物館の見学をしました。美術館は「名渡山愛順が愛した
沖縄」、博物館は「薩摩の琉球侵攻400年 琉球使節江戸に行く」
の企画展が行われており3時間があっという間に過ぎました。

 今回の講演で、沖縄に関する話が出るので、沖縄の人たちの反応が
どのようなものであるか興味がありました。おそらく沖縄の人たちに
とっては信じられないような東京都教育委員会の指導だったと思いま
す。それは文化祭における生徒の沖縄戦に関する掲示物に対する都教
委の指導、即ち検閲と生徒の表現の自由の問題です。案の定、沖縄の
人たちはそのような指導に対して、驚きとも怒りとも聞こえる声が
会場から聞かれたのです。

 最後にとても嬉しい話を聞きました。今回話しに熱が入り、しかも
タイムキーパーから止めろと言うシグナルがなかったため講演時間を
大幅に超えて終わりました。後で聞いた話ですが、タイムキーパーの
方は非常に厳しい人で、どんな人でも時間になると必ず大げさなシグ
ナルを送り止めさせるそうですが、今回は止めさせなかったという話
です。きっとKYの人なのですね。(笑い)


沖縄集会 - 感想文

◎正しいことをする人が、最近の社会では理解されない事が多くなっている様に思えます。しかし、教員が生徒に対してどのような姿勢で教育をしていくことが大切であると思います。教師や組合の権限がなんのためのものか、しっかりそれぞれの教員が考えなければならないことである。その権限が増大すれば、生徒達への言論弾圧であり、北朝鮮の幹部と同じである。そういうことを改めて考えさせられる、良い講演でした。私もたくさん勉強して、学校や地域から社会が良くなるために微力ながら頑張っていきたいと思います。

◎あの東京都で勇気を持ってたたかっている土肥先生の一言一言が心にしみてきました。ともすれば、折れてしまいそうになる毎日ですが、折れないように、しなやかに生きていきたいと思います。

2009年12月1日火曜日

講演日記 @岩手

2009年11月7日(土) 岩手県花巻市
場所: ホテル千秋閣 
時間: 午後12時40分から午後2時40分

 岩手から講演の依頼があり、講演場所が花巻温泉と聞いて喜びました。なぜなら
若い時から温泉大好き人間だからです。
私の岩手の思い出は、大学時代東北方面を旅行して小岩井農場に行ったことです。
天気がとてもよく、小岩井牧場から見た雄大で白い雪を被った岩手山を思い出します。
 今回は午後からの講演ということで、朝東京を立ち、新花巻に向かいました。

 紅葉もシーズンの終わりだとのことでしたが、都会に住んでいる私には紅葉を
十分楽しむことが出来ました。午後からの講演では皆さん非常に熱心に聞いて
いただき、講演会が終わったあと「一人も寝ていなかった」と嬉しい言葉をもら
いました。
 終わってから宮沢賢治ゆかりの地を案内していただきました。宮沢賢治の生家
跡、賢治が設立した羅須地人協会の場所、そして羅須地人協会の建物が保存され
ている花巻農業高等学校。講演の依頼を受けたと同時に、宮沢賢治ゆかりの地を
案内しましょうかというお話しがあり、即座に是非お願いしますと答えました。
私は以前から農民と共に生きた賢治が好きだったからです。最後は薄暗くなって
いましたが、宿の近くにある「釜淵の滝」も案内してもらい、紅葉とあいまって
空気が気持ちよく、すがすがしい気分になる景色でした。そして温泉。浴場は
とても広くゆっくり疲れを取ることが出来ました。
 翌日、最後にフロントまでのエレベーターの中で会った人が「昨日の講演もう
少し聞きたかった」と言って下さいました。私にとって最高の褒め言葉でした。




岩手 - 参加者の感想文

◎良識ある校長がいることに感動

◎教育に対する情熱が伝わってきた、あと1時間あっても良かった

◎大変勇気づけられた、すごい。

◎インパクトあった

◎実態を知ることができよかった

◎多くの校長に見てもらいたい

◎楽しく、あつい気持ちを感じる

◎ 教育の原点を教えられた

◎ 勉強になった