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土肥先生の活動日記、お宝目録、スケジュールなどのコンテンツ盛り沢山です。是非ご覧ください。
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2011年9月30日金曜日

判決日決定!!

「学校に言論の自由を!」裁判判決日決定!!

 12月22日(木)13時30分 です。

 東京地裁 527号法廷

*今回の傍聴は抽選となりました。
午後1時頃(予定)に東京地裁正面玄関にお集まりください。
(集合場所、時間等の詳細は12月に決定次第おしらせします)

★裁判終了後、弁護士会館(場所は11月下旬に決定)で
   報告会を行います。ぜひそちらにもご参加ください。

2011年9月29日木曜日

講演日記(24) ― @北海道宗谷稚内

2011年9月23日(金)北海道稚内市
場所: 稚内市立稚内東小学校  
時間: 午後1時30分から午後3時まで

 今回は日本最北の地である稚内市での教育研究宗谷支部集会の
講演でした。北海道の人ですら「9月でも稚内は寒いよ」と言われ、
「そうだろうな」と思っていましたが、実際に行った時にはあまり寒
くなく、とても気持ちの良い天候に恵まれました。

 今回の講演は北海道に行く前にいろいろなことがあり、その意味
では記憶に残る講演旅行でした。一つ目が迷走台風15号です。
22日の飛行機で稚内に行く予定だったため、台風の直撃をすごく
心配しましたが、早い速度で通り過ぎたため予定通りのフライトで
した。(前日の21日、東京は台風のためほとんどの電車が止まり
大混乱でした)
 二つ目は背広です。私は普段はあまり背広を着ることがないので
すが、講演の時は背広を着るようにしています。その背広を電車
の棚の上に忘れてしまったのです!!!ギャッと思ってすぐに京急
羽田駅に連絡したところ、電車は折り返してもう出発したとのこと。
(背広は忘れ物として保管されて、東京に帰ってから取りに行きま
した)そのため、よれよれの洋服で講演する羽目になり、宗谷支部
の皆さんには大変失礼なことをしたと思っています。
宗谷支部の皆さんごめんなさい。

 会場に入った時、若い人たちが多く、青年部の集会と勘違いし
たほどでした。後で事情を聴いたところ、稚内は北海道でも最北
の地のため、異動希望者が少なく結果的に若い人たちが赴任す
ることになっているそうです。今の若い教員が職員会議でなかな
か発言しなくなってきている状況が全国的に広がっており、そのこ
とは子どもにとって良くないことだと思っていましたので、若い人
たちを見てファイトが湧いてきました。子どもを一番よく知っている
のは子どもと直接対応している教員であり、校長や教頭ではあり
ません。職員会議で発言することは子どもたちに対する教員の責
任であり義務であることを伝えようと思ったのです。

 講演の時は皆さんとても真剣に聞いてくれていて嬉しかったの
ですが、今までと少し違った雰囲気でした。というのは、すでに講
演をお聞きになった人はご存じだと思いますが、私の講演は授業
のようなスタイルで時々は冗談も出て、笑いも起こるのですが、今
回の講演ではその反応が少し鈍く、私の講演があまり心に響かな
いのかなと心配しました。しかし、講演会の後の懇親会に出て、
少し安心しました。若い人たちもたくさん参加していてざっくばらん
に話が出来とても楽しい時間を過ごすことが出来たのです。
「面白いなと思ったけれども、講演者に対して笑うと失礼になるの
ではと笑いをこらえていました」と言われたのです。私はホッとし
ました。

 23日から24日は素晴らしい天気に恵まれ、夜は満天の星空、
24日には最北端宗谷岬からのサハリン(樺太)の眺め、ノシャッ
プ岬からの利尻・礼文島、サロベツ湿原と北海道の大自然を満喫
することが出来ました。
北海道宗谷支部の皆さんありがとうございました。

参加者の感想

・VTR、講演ともにすばらしかった。また土肥先生のお話しを伺いたい。
・生徒は自分の鏡という言葉をよく耳にしますが、まさにその通りの校長でした。大変エネルギーをもらえたと思います。
・勉強になった
・教育条件について、とても熱心に子どもや教師のことを考えながら実践されていたんだなと思いました。とても聞きやすかったです。
・とても興味深い話ばかりで楽しかったです。
・権利を主張し続けることは大変な苦労だろうと感じる一方で、誰かがやらないと何も変わらないし、発展していかないのだと感じました。ありがとうございました。
・土肥先生の信念に感動しました。
・感動しました!校長先生の話し方や考え方などすばらしい人格をもった方だと思いました。自分も立派な人間になれるようこれからの生き方について考えていきたいです。良い話でした。
・大変良い講演会でした。言論の自由の大切さ、自分の意見をぶつけることの大切さを改めて感じました。
・とてもよかったです!!!校長先生の話をもっとたくさん聞きたいと思いました。上の圧力に負けず、がんばってください。
・実際の経験を混じえての話でしたので、とてもわかりやすかったです。土肥先生の人がらがよくわかり、このあとつづくであろう裁判もがんばってほしいです。
・予想以上におもしろく、さすが社会科教師と熱くなりました。ただ都教委のいう、教師としてではなく校長としてどうかという適正でしたから、オールCの根拠もわかるような気がしましたが…。学校自由化は,校舎の老朽化対応で振り分ける必要があったこと。教員評価でのC及びD20%は,財源確保の観点ということ。いずれも裁判を通して可視化を図ることが大切だと思いました。
・話し方がさすがうまいです。ひきつけられました。内容もリアルな事だったので、考えさせられました。
・とても熱心な気持ちが伝わってきました。情熱を持って教育に取り組んでいくことの大切さを再認識させられました。お話を聴けて大変よかったです。
・教育の中心にあるのは生徒であるということを再認識し、自身の信念に据えようと改めて思いました。
・生徒が教育の軸ということを改めて学ぶことができました。
・熱い人だと思いました。教育委員となり内部から変えてほしい!!
・東京都の教育委員会のやり方はあまりにもひどいですね。私も子どもたちのために、正しいことを正しいと言える教師になりたいと思いました。
・完璧!!東京の今の姿は北海道の10年後の姿だと聞いていたが、改めて近づいていると感じた。北海道の教育を守るためにも北教組の存在意義は大きい。電車に置き忘れたものが「卒業証書」や「色紙」でなくてよかったですね。
・子どもたちが一番の力になるということがよく伝わりました。教育委員会って本当は同じ方を見ているはずのところなのに、残念ながら見ているのは子どもや学校現場ではない。ということで、がんばっていかなくては流されてしまうということがわかりました。12月の判決の内容が気になります。
・素敵な校長先生で良かったと思いました。話もわかりやすかったです。
・現在管理職の先生方にぜひ聞いてもらいたい内容でした。校長も教頭も若いころは「子どものために」一生懸命だったはずなのに、年齢が上がり、校内での立場が上がり、管理職となっていつの間にか「学校の外面(ソトヅラ)ために」「学校長としての面子(メンツ)のために」一生懸命になっていることに気づいていないのでしょうか。そんなダサい姿に早く気づかせてあげたいです。

2011年9月1日木曜日

地裁での最終口頭弁論

判決日決定!!

12月22日(木)午後1時30分 527法廷

第13回最終口頭弁論報告
(2011年8月25日10時より、東京地裁527法廷にて)

今回の口頭弁論では、これまでの青野裁判長に代わって8月1日
着任された古久保裁判長のもとで、土肥先生が、新たに準
備され「最終口頭弁論 意見陳述書」をもとに、三鷹高校の
卒業生とその護者からの色紙をも示しながら、最終意見陳述
を行いました。
 
そのあと、原告代理人の吉峯弁護士が、「ひとこと」ということで、
意見を述べられました。吉峯弁護士は、毎回、傍聴席が満員に
なるほど注目されている、教育の問題に関する重要な裁判で
あることを新しい裁判長に対して訴えられました。また、特に、
土肥先生が オールC評価によって、非常勤教員不採用とな
た点を強調され、土肥先生は、吉峯弁護士から見ても際立
って優秀で、人格的にも素晴らしい方であり、また生徒から
もらった色紙等が示すように教育実践において優れ、現在も
複数の大学で非常勤講師として活躍 している方であるにも
かかわらず、教育現場での実践によってではなく、都教委の
誤った指示に対して反対意見を表明したがゆえにオールC
評価になり、非常勤教員採用試験に不合格となったことの
不公正さを訴え、公正な判断をお願いしたい、と締めくくら
れました。
被告代理人の弁護士からの意見陳述はありませんでした。

裁判長より、判決は、12月22日(木)午後1時半に、527

法廷で 申し渡されることが伝えられ、結審となりました。
今回も、傍聴の定員42名を超える、50名ほどの方が支

援の傍聴 にお越しくださいました。

         (土肥元校長の最終口頭弁論陳述の内容は別掲)