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2009年7月26日日曜日

第一回口頭弁論報告


7月23日(木)午前10時より第一回口頭弁論が東京地裁606号法廷で行われました。
約50人の傍聴席は、開廷10分前には満員となりました。中には小学生と親御さんの姿も。
その後駆けつけ、傍聴出来なかった方は20人以上。
以下は傍聴した人の報告です。
「土肥元校長の意見陳述はいままでに土肥元校長が言ってきたことを簡潔にまとめたものでした。
(注:第1回口頭弁論 意見陳述としてブログにアップする予定)
『教育委員会は一度も公開討論に答えてくれていない。裁判において教育委員会が対応してくれる
ことに感謝します。』と締めくくりの挨拶で述べられました。
その後、吉峯弁護士の代理人陳述がありました。都教委側は弁護士ふくめ4名が出廷していました。」

10時半前に閉廷。東京地裁民事第19部で裁判官は青野洋士、松本真、武智鈴子。

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その後ただちに弁護士会館5階に移動し、報告集会を持ちました。
(撮影:平田泉氏)


はじめに吉峯弁護士が報告と解説。「この裁判は事務所をあげて取り組んでいる。
都教委はどう考えても異常である。われわれもいろいろな教育裁判を手がけている
が、土肥元校長は本当にいいところにタマを投げてくださった。
背景の教育権をめぐる考え方として2つある。ゴリゴリの国家教育権説と、国民自身の教育権説。
単純に一方だけというのでなく、民主主義国家としてどこで線を引くか。子どもの学ぶ権利に立って
考えるべきだ。
裁判所は建前上は傍聴を無視しているが、実は気にしている。皆さんのようなまともな人たちが
大勢傍聴に来ることで、裁判に影響がある。」 

  
                    
土肥元校長の挨拶
「さわやかな心境です。裁判でひとつひとつ、都教育委員会の違法行為を解明していきたい。
皆さんの支援をお願いします。」


吉峯総合法律事務所の高橋弁護士、大井弁護士、木の切弁護士にもご挨拶を頂きました。
木の切弁護士は「この裁判を手がけることができて光栄です。」とのこと。

― 質疑応答 ―
Q.「裁判の目的は?」
A.(以下の答えは吉峯弁護士)「こうむった損害に対して国家賠償をもとめるもの」
Q.「提訴の法的根拠は何か?」
A.「憲法21条表現の自由、同26条教育を受ける権利など」
Q.「国際人権規約違反だと思うので、それを前面に出す必要があるのでは?」
A.「検討して取り組む」
Q.「細かいところは弁論準備でという意味は?」
A.「この裁判はきちんと記録をとっていくつもりだ。訴状で請求原因をあきらかにし、
   審理で立証し、それに対し被告側が答弁するという口頭弁論の手続きを踏んでいくが、
   細かい事実関係なども弁論で突合せをしていくということだ。」
Q.「傍聴できない人もいた。もっと大きな法廷でやれないのか?」
A.「もっと大きい法廷もあるが、混んでいるため変則的な日程になりがち。様子を見て考える。」

その他立正大学心理学部教授の浪本教授(教育法学)、土肥元校長の同窓で現在東大研究所勤務の人の
話や、町田での集会準備の話などがありました。

***
次回口頭弁論は9月10日(木) 16時~ 同じ606号法廷の予定

                                以上

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