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2010年5月10日月曜日

講演日記(14) - @多摩市

>2010年5月3日(日)憲法記念日 東京都多摩市
場所: 多摩市関戸公民館 ヴィータホール 
時間: 午後2時30分から午後4時30分まで


 今回、私の大好きな日本国憲法の記念日に多摩市で講演することが出来、とても嬉しく思いました。私の信条は「基本的人権の尊重と平和主義」であり、それはまさしく日本国憲法の精神そのものなのです。特に憲法第9条の平和主義は、日本が誇れる人類最高の文化であり、この平和を世界に広めることが日本の使命だと思っています。三鷹高校では、全校集会の時には必ず「基本的人権の尊重と平和主義」に関する話をしていたので、ほとんどの生徒は私の信条を知っていると思います。

 今回の集会は「音楽と講演のつどい」であり、私の講演の前にオーボエ奏者の川本真理さんの演奏がありました。正直言って、オーボエ演奏が終わったら観客がいなくなるのではないかと思い少し心配していました。驚いたことに川本さんは都立駒場高校の出身、とても親近感を持つことが出来ました。何故かというと、私は同じ2学区(学区制の頃)の新宿高校の出身で、駒場高校と新宿高校は必ず同じ日に学園祭をやって交流し、中学の友達も多くいたからです。しかもほぼ同じ年代を過ごし、平和に対する熱い思いを感じることが出来ました。 オーボエ演奏が終わっても、幸いなことに帰られる人がなくホッとしました。(笑い)

 今回の皆さんは平和への願いを強く持っておられ、学校に言論の自由がなくなると、平和そのものが危なくなるという私の主張を、うなずきながら熱心に聞いてくださいました。
 
 私事ですが、今回の講演は私にとっても忘れられない講演になりました。実は講演会の数日前に、新宿高校で3年間担任であった恩師の佐藤喜一先生から「聖蹟桜ヶ丘駅は自宅から歩いて15分位なので、講演聞きに行くよ」と電話がありました。佐藤先生は国語の先生でしたが、私は理系で国語が大の苦手、特に古典は全然ダメで、佐藤先生にコテンパンにやられました。(わかるかな?このダジャレ)
 
 その佐藤先生から講演後お手紙をいただきました。『昨日はご苦労様! 話、良かったよ。学者らしくないのでいい。自分の体験を情熱的に語る、それがいい。俺は文句なくオールAをつけます。』新宿高校卒業後40数年にして、国語の佐藤先生からからようやく及第点がもらえました。私は佐藤先生の評価を信じたいと思います。(とにかく都教委はオールCなのですから)


参加者の感想

◎ 土肥さんの話に涙が流れて仕方がなかった。本当の感動をもらいました。
◎ とてもよかった。「戦争の準備は教育から」と実体験した80歳まじかの人間ですから今回の企画に感謝します。
◎ オーボエ&ピアノの演奏良かったです。土肥さんのDVD・講演ごちそうさまでした。教育と言論の自由と平和のために学校にも言論の自由必要ですね。
◎ 教員が土肥先生みたいな方ばかりだったら 子ども達は本当に幸せだと思いますが・・・。勇気と正義感ある先生に直接お会いできて感激です。すばらしい一日でした。
◎ 土肥先生の話 はじめて聞きましたが、都の教育現場での実態がよくわかって本当によかった。
◎ 昭和を生きた人間として、教育の自由がいかに大切かということは身にしみて分かっている筈ですが、現実に教育の現場がどうなっているのか積極的に知る努力をしないと、簡単に逆戻りする危険があることを強く感じました。

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