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2009年9月1日火曜日

土肥元校長の講演日記 -@福井

講演日記

2009年8月26日 福井県福井市
場所: 福井市 ユー・アイふくい(福井県生活学習間)
時間: 午後3時30分から午後4時30分

福井は初めての場所。でも私が小学校の二年生の時大阪から新潟に引越し、
母の実家の京都に行く時、新潟から北陸線で急行「日本海」で深夜通過した
駅が福井。懐かしい思い出です。

今回は米原まで新幹線で行き、そこから北陸線の特急で福井まで。
講演の依頼を受けたときは、当然一泊二泊と思っていたら、意外や意外、
日帰りでも十分でした。やはり新幹線は早い。片道約3時間半の旅でした。

今回の講演は福井県の県立高校の先生方を対象とした講演です。
地方の先生方は、東京の教育が、地方に及ぼす影響をすごく心配している
のです。
福井駅まで迎えに来てくださった方によると、福井の先生はすごく真面目で
おとなしいとのことでした。今回の講演時間は60分と短かったのでビデオの
放映はなく講演だけでした。集まった人数は約50人。

講演を始めると、反応が今までの講演に比べるといまいちなので、私の講演が
興味を引かないのかなと思いましたが、私を見る目は真剣そのもの。
後で分かったのですが、これが迎えに来てくれた人が言った福井の人たちの
特徴だそうです。
講演が進むにつれ反応もよくなり、東京都教育委員会の横暴ぶりに驚いていました。
特に私が業績評価のことで守秘義務違反に問われ、一方マスコミに、校長に対し
C・D20%以上出すような指導はしていないという矛盾について話したときには、
さすがに都教委のやり方にあきれて笑いがおこりました。
この頃になると私の人柄も分かったようで、私もリラックスして話すことが出来
ました。
特に福井の人たちが興味を持ったのが、東京都の統括校長、校長、副校長、主幹
教諭、主任教諭、教諭のヒエラルキー化と業績評価でした。私自身も、教職員の
意向を聞く挙手・採決の禁止以上に、言論統制に大きな影響を与えるのはこの二点
だと思っていました。今回の講演でも「意向を聞く挙手・採決の禁止」「業績評価」
「ヒエラルキー化」の三点セットで一般教員の言論統制が完成することを強調して
きました。

福井の皆さんの講演の感想です。

★東京都の大変さをしみじみ感じた。時間が短い感じがした。

★ユーモアもあり、しかし、核心に触れたお話で、楽しく真剣に考えさせていた
だきました。やはり、業績評価は取り入れるべきでないと実感しました。
組合をあげて、福井県の導入を阻止すべきだと強く思います。

★あんな熱い校長先生は初めてみました。うちの校長とは大違いです。
今日は、いい話を聞かせていただきありがとうございました。

★都立高校の現状、都教委の現状、初めての話ばかりで驚きました。生の話が
聞けてよかったです。

★大変おもしろく話をしていただき、ありがとうございました。本、番組の
DVDに興味がわきました。 裁判の行方も注目して見守ってます。

★非常におもしろく、また感動しました。元気を頂きました。先生も頑張って
ください。生徒のために汗をかきましょう。

★先生の話、迫力在るなあと思いました。授業を受けたかった。同校で一緒に
働きたかった。でも、実態を知り都知事の見方ががらりとかわりました。

★1時間は、あっという間でした。もう少し時間があれば、教職員間と校長との
関係構築などの点を聞けたら良かったと思います。都教委とのたたかいについて
よくわかりました。これから裁判については注目していきたいです。

★基本的人権と平和主義を信条に教育活動をされていることに感銘を受けました。
学校運営がその信条を柱に生徒達の成長を期して教職員全体の合意で行われる
ことを福井の地で実践したいと思います。

★厳しい現実がよくわかりました。「生徒のために」という気持ちはよくわかり
ます。ただ、実際、「まず自分」という先生もいるのは事実です。そこで折り
合いをつけることは難しい。実際仕事する人に仕事が偏ってしまう。集団として
まとまるのは難しい。

★「自由にものが言える職場と教育」わかりやすい内容で興味が持てた。
土肥さんには、是非頑張って欲しいと思います。

★熱い講演を有り難うございました。強い信念のもと「生徒、教員のための先生」
として活動されている様子。とても力強く、励まされました。窮地においても、
先生を支持される方々のネットワークを 大事にされて、前進されていることに、
本当に感動し、聞き入りました。

★職員室へほとんど来ることのない校長から評価をされて給与が上下するのは
ごめんだ。 校長によっては、しょっちゅう職員室をまわる人もいるが滅多に
こんな人はいない。

★土肥先生の教育への熱意・情熱と貫いておられるポリシーに改めて「生徒の
ための教育活動」を実践しなければと思いをあらたにしました。

★不満に思うことや納得できないことがあっても、どうせ言ってもしょうがない
・・・という気持ちでいましたが、職場で意見が出せるようにしたいと思いました。

★先生の講演を聞いていると何だかスッキリした気分になりました(テレビを見た
ときもそうでしたが)。もっとお話を聞かせていただきたかったです。有り難う
ございました。

★東京の現状を知り、驚きました。土肥先生の訴訟に注目しています。頑張って
 ください。

★堂々と戦う姿勢に非常に共感。主張しているのは当たり前のことばかりなので、
保護者・生徒・マスコミが支持してくれるのも当然と思います。勇気をもらえる
講演でした。

★「意見が言える」ということが、本当に大切だと思った。先生の勇気ある行動
に敬意を表します。