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2009年10月23日金曜日

講演日記 ― @文教大学

講演日記(5)

2009年10月19日(金) 埼玉県越谷市
場所: 文教大学 講義室 
時間: 午前10時40分から午後12時10分

 今日は文教大学教育学部の皆さんに講演を行いました。
またまた三鷹高校をこの春卒業した生徒がいました!私の信条である「基本的人権の尊重と平和主義」を覚えていて、私の質問に正確に答えてくれました。嬉しかった!!
講義室がほぼ満杯となる約60名の生徒さんが出席していました。多くの生徒が教員を目指しているということで、本当に真剣に聞いてくれ、その真剣さがそのまま現われている感想文をほとんどの生徒が書いてくれました。(56名)今回の講演日記は生徒達の感想の一部を紹介して、講演の様子を実感していただければと思います。

最初に私の教え子(今年度三鷹高校を卒業した生徒)感想文です。


久しぶりに土肥先生出会えてよかったです。3年生の授業だったので1年生の自分にとっては、少し発言とかはしづらかったけど、土肥先生の熱い思いは伝わってきました。現在教育学部で土肥先生のように立派な先生を目指して勉強中です。大学に入り、色々な教育学の授業を通して、改めて土肥先生の素晴しさを理解し、高校時代に戻りたいと思いました。これからも土肥先生も頑張ってください。自分も頑張ります。


土肥先生のお話を聞いて、教育とは何なのかを考えさせられた。校長のためでもなく教員のためでもなく、生徒たちを主体とし生徒たちの意見を尊重し、一人ひとりの幸せな人生へと導くものだと私は考える。その際、やはり生徒の実態を把握しているのは教師だ。校長の権限を強化することがよりよい学校経営につながるとは思えない。土肥先生の教育に対する熱い想いと、子どもたちへの真の愛情を感じ、私も土肥先生のような信念を持って教壇に立ちたいと思った。このような先生がいなければ独断ばかりの教育となり、学校に「居場所」がなくなる子どもたちが増えてしまうのではないだろうか。ありがとうございました。


今回、土肥先生のお話を聞けた私は、とても幸せだと思いました。土肥先生の考え方は妥当だと思います。上の言うことが必ずしも正しいといえないことは日常的にたくさんあります。だけど、これが普通になってきている日本全体が怖いです。今日は私の人生において忘れられない日になりました。私は沖縄県の県立高校出身ですが、戦争関連の時期になると色々な考え方がありました。地方の高校なので都会の影響はまだ少ないとは思いますが、これからは波及していくことを考えると不安です。土肥先生、体に気をつけてください。これからの土肥先生の活動を応援したいと思いました。ありがとうございました。


今日、土肥先生のお話を聴くことができてよかったです。私が考えたことは、職員会議が議決の補助機関としたならば、決定権は校長にあるのでそれでいいのではないかということです。さらに、今回配られた新聞に目を向けたところ、採決は縛りがかかってしまうと書いてありましたが、よく考えれば採決がなくなれば縛りすらもなくなってしまうと思いました。そうなってしまえば、それは独裁ではないかと思いこれではいけないと思いました。


私自身は今回の講義で最も充実した授業を受けることが出来た。最も子どもに接する教師に権限が与えられるのは当然だと思う。教育委員会の改善こそが教育の改善であると思った。そのために公務員を目指す人に、土肥先生の講義を聞いてもらうのが一番ではないだろうか。この講義は教職の授業だけでなく他の学部でも行うべきだと思った。


土肥先生、今日はありがとうございました。ビデオを見て、土肥先生が生徒たちとのスキンシップを大切にし、一人ひとりの自主性を尊重していることがとてもよくわかりました。私が今まで見てきた校長先生とは違って授業に出たり部活動に参加したり、生徒にとって近い存在だったのだと思いました。(色紙などを見て)先生の“言論の自由”についての考えを聞いていて、本当に生徒を第一に考えているということが伝わってきました。都の教育委員会のやり方について私も納得がいかないと思います。巨大な圧力に屈することなく立ち向かう先生の姿に、私も教員を目指す者として応援していきたいです。学校教育は生徒のためにあるものだということを改めて感じ考えさせられました。今日は本当にありがとうございました


今日は大変お忙しい中わざわざ私たちのために貴重なお話をありがとうございました。まず土肥先生を見た第一印象は“元気”ということでした。私もまずは“元気”な先生を目指していきたいと思います。今回、お話を聞いて教育における言論の自由の大切さがひしひしと伝わってきました。私自身とても考えさせられました。裁判ぜひ頑張ってください。応援しています!私自身、部活大好き人間なので、土肥先生のような姿勢でいきたいと思います。学校の主体は“生徒”忘れません!


本日は、大変貴重な話をありがとうございました。土肥先生の真直ぐな思い、生徒を一番に考えるという教育の原点を見た気がします。こんなにも真直ぐに教育の原点を見られたのは初めてで、ものすごいパワーでした。私も教育者を目指すものとして、この教育の原点を絶対に忘れてはいけないと思いました・自分の意見を大切にしてどんな大きな組織にも立ち向かう勇気、その信念は本当に尊敬にあたいしました。今日、私が心を動かされたように、私も、土肥先生のように心を動かすことのできる教育者になりたいです。


土肥先生の授業を受けて、生徒からも保護者からも愛される先生なのだとなあと強く感 じました。校長先生でここまで生徒と近い先生はいないと思います。私の記憶では、校長先生が生徒と楽しそうに話をしている姿は見たことがありません。生徒のためにここまで一生懸命動いてる土肥先生が、なぜ非常勤教員に不合格なのかきちんと都教委に説明してほしいです。土肥先生のような先生こそ教育現場に必要だと思いました。色んな人がいるから色んな意見が出るはずです。職員会議でもたくさんの先生方の意見を聞くべきだと思います。土肥先生の行動をきっかけに、教育現場がよりよいものになれば良いと思いました。


今日の土肥先生の講義はとてもためになった。とても熱い方だなと感じた。本当に生徒のために戦える人だなと思った。教育委員会という巨大な権力に戦いを挑むのは、本当に勇気のいることですが、言い方を変えれば無謀だ。退職金とか不当な処分を受けるリスクもある。しかしそれを分かりながらも戦った先生はカッコイイ!これからも、生徒のため自由のために頑張ってください。

以上56名中10名の感想です。あと46名の生徒の感想も、この10名の生徒の感想と同じように生徒の思いが感じられる素晴らしい感想でした。(正直言うと多少は私に対する批判があってもいいかなと思っています。感想を書かなかった生徒が批判的なのでしょうね。)

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