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2009年10月10日土曜日

土肥元校長の講演日記 - @独協大学


2009年10月7日 獨協大学
場所: 埼玉県草加市 獨協大学大講義室 
時間: 午後1時15分から午後2時45分


 いやー昨日(7日)でよかった、と今日(8日)思いました。
今日は台風18号が日本を直撃し朝から暴風雨。テレビを見ると交通機関もずたずた。講義が今日であれば中止は必至。昨日やれてよかった!!なぜなら、昨日の獨協大学での講義はとても楽しかったからです。
 獨協大学で講義をすることになったのは、三鷹高校の生徒の保護者が獨協大学経済学部の先生だからです。したがって受講する生徒は経済学部の二年生以上で、あまり教育のことについては関心がない生徒とのことでした。
 講義を始める前から、わくわくしたことが三つありました。
一つ目。生徒が講義室に集まってきた時に、一番前の席に見たことのある生徒が現われました。
あれ、今年卒業した三鷹の生徒!!そう、よく知っている吹奏楽部の生徒でした。経済学部ではないけれど、私の講義のポスターを見てわざわざ来てくれたのです。いやー嬉しかった。
二つ目。講義室にどんどん生徒が集まってきたのですが、生徒は後ろのほうから座り始めたため、前の方が空いている状態になりました。その様子を見て私の大学時代を思い出し、昔も今も学生気質は変わらないものだなと、何か私自身が大学生になった気分で、わくわくしたのです。(講義が始まる時は前の方もかなりの生徒が座りました)
三つ目。始まる時は、大講義室が約200人の生徒でほぼ満杯になり、よし、この生徒達を眠らせないように授業をするぞというわくわくした気持ちになったのです。
 
 私が今都教委(東京都教育委員会)と「言論の自由」について闘っているのは、私自身のためであり、日本のためだと思っていますが、特に将来を担う若い人たちのためでもあると思っています。私の集会ではどちらかというと年配の方が多く(失礼)、私は若い人たちにも、話を聞いてもらいたいと常々思っています。だから学生を対象とした講義は特に力が入ります。今回も最初にテレメンタリーを見てもらって、私が校長としてどのような教育活動をしているかということを知ってもらいました。私の今の闘いは、教育活動の延長線上にあるからです。
 話をするにあたって心がけたことは、私が何をしているかまるで知識が無く、教育問題についてもあまり知らない生徒が対象なので、いかに分かりやすく説明するかということでした。特に「職員会議において教職員の意向を聞く挙手・採決の禁止」のところは分かりやすく説明するつもりでした。この話をしていて多くの生徒が寝てしまったら、私の講義は失敗だと思っていました。
 
 テレメンタリーがおわって、私のポリシーを三鷹の卒業生に聞いたところ、卒業生は「基本的人権の尊重と平和主義」と即座に答えてくれました。さすが三鷹の卒業生。三年間、「耳にたこ」が出来るくらいいつも生徒に言っていた甲斐がありました。これも嬉しかった!話し始めると真剣な眼差しが私に向かってくるではありませんか。しかもいつもの集会と違うのは、相槌が無く、じっと私の話を聞き入っている様子でした。(ICUの学生に講義をした時も同じ様子でした。この問題を全く知らない場合はこうなるみたいです)職員会議の挙手・採決の話をしてもほとんどの生徒の真剣な視線を感じ、私自身も興奮を覚えるほどでした。(もちろん寝ている生徒も4、5人はいました。200人もいて誰も眠らないのも怖いですから。もし名前を知っていたら当てて起こすだろうなと思いました)とてもかわいく思ったのは、私が生徒に質問して答えさせるため、私が近づいて視線が合うと、なんとなく下を向いて視線をそらすことでした。私、生徒、教員に対する言論弾圧の話しをしたときは、驚いたような表情をした生徒も多くいました。講義が終わったとき予想外に多い拍手に、ああ講義をしてよかったと思いました。講義終了後も生徒が質問に来たり、感想を届けてくれる生徒もいて授業をやってよかったと実感しました。
 本当に今日でなくてよかった!!!(今日8日は台風直撃)


















わざわざもって来てくれた生徒の感想
● 土肥さんの考えは、人間が幸せになるために基本的人権を大切にしていると思います。学歴や知識よりも人として大切なことを土肥さんは伝えていると思います。子どもの未来をより良いものにしていくには、土肥さんの考えが必要になってくると思います。権力に負けず頑張ってください。今日はありがとうございました。

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