2009年11月7日土曜日
11月5日裁判後の報告集会
11月5日閉廷後、報告集会がありました。出席者は42名。
吉峰弁護士「要旨を意見陳述することを裁判官が採ってくれた。
意見陳述をすることによって公開討論の道が少し開けた。不合格の理由はオールC。
「オールC」評価は、事実を捏造し、(不都合なことはカットする)カットの法則
できわめて恣意的なんです。国家賠償法では被告も請求原因を認知しなくては
ならない。都教委も証拠を出さなくてはならない。きちんと議論をしなくては
ならない。
都教委も、腹をきめて反論せざるを得ないところに追い込んだ。
第一段階としては成功です。
将来両者の意見書は、書物にして研究者にも提供できるようにする。
膨大なものになると思うが。」
土肥 「①都教委が全面的に反論してくれてよかった。
しかし、虚偽に満ち満ちている。
②東大闘争に対する思い。やめていった仲間など。商社をリスクを負って退職
した思い。ここできちんと屹立していきたい。
検閲問題は「沖縄の問題」であることが分かりました。(現代史の問題で見解の
わかれるところということで、中国の問題か、沖縄の問題か分からなかった。
沖縄戦→集団自決。手瑠弾を沖縄の住民に持たせたということで軍の関与は
あったと言えるのではないか。一都民が沖縄戦について偏った考えだからと
いうので、生徒の掲示物に対して検閲した。ここに問題がある。重大な問題
です。
③業績評価が恣意的であるということは、これで明らかだ。企業では同じ空
間にいるものが評価し、客観性を持たせるだけでなく、現実には売り上げが
物差しにもなる。校長たちは先生に接触していないのだから評価は無理だ。
私に対するC評価のプロセスは分からない。人事部職員課の人がつけたのだろ
うが、教育長の名で評価されている。オールCは異常で、はじめに結論ありき
だったのではないか。面接では都教委批判は控えた。本音は言わなかった。
意見表明のみで評価する以外ないようにした。「挙手採決禁止」については
校長会には一切話はなかった。都教委は校長たちの意見は一切聞かない。
― 質疑 ―
Q 他の校長もこうしたことは困ったと思った人がいたと思うが、
都教委に意見する人はいなかったのか。怖いのか。
土肥 (校長の中に)おかしいという人はいたが、校長は怖かった。
言論統制されているということだ。校長は人事権が握られているから。沈黙している。
Q 家永さんの教科書問題にかかわったが、文科省も、都教委も嘘が
多いということだ。道徳教育を語る彼等にこそ道徳教育が必要だ。校長たちも盲目的に
従わなければならないのか。ここで、教育委員会は何をなすべきか。教育委員会は
何をしてはならないのか。こうした観点を裁判できちんとすべきではないか。
授業の一環として学生も今日傍聴に来ています。
学生 裁判は暗いものかと思っていたが、笑いも漏れびっくりした。
Q 現場と都教委の間を橋渡しをしていたのが、校長だったが、
橋渡しもできなくなったのはいつ頃からですか。
土肥 もとは校長会は都教委に意見をいう機能を持っていた。新宿高校
事件あたりから変わった。それ以来都教委主催の校長会になり、トップダウンになった。
都教委は今石原さんの意見に支配されているので、そこが変われば変わる可能性はある。
一ッ橋グループの人たちが、教育委員になっている。
Q 学校評価が予算に反映することはないか。(国立大学は予算と関わっている)
土肥 都教委の新しい企画に飛びつくと予算がつくということはあるが、
現在のところ予算で学校評価とは連動していないと思う。
次回は1月14日午前10時 606号室 宜しくお願いします。
以上
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