2010年1月30日(土) 福岡県福岡市
場所: 全労済モルティ天神ビル
時間: 午後2時から午後4時まで
私にとって初めて訪れる福岡市での講演会でした。福岡市立の高校の
先生方を主な対象にした講演会です。講演の依頼が来たのは何と昨年の6月。
東京から遠く離れた福岡の人が、よく私のような者を講演者として呼んで
くれるなと思いました。
そして福岡の講演会で最高に嬉しい出来事があったのです。
始まる直前になって会場に入り、前を見ると若い人がいるので
「福岡では若い先生も講演を聞きに来てくれるのだ」と思った瞬間、
何とその若者は私の教え子の久宗君だったのです。本当に驚くとともに、
とても嬉しかった!久宗君は昨年の三月、私とともに三鷹高校を卒業し、
現役で九州大学に合格し福岡で暮らしていたのです。
最初に私の教育活動を撮影したDVDを上映した後、早速久宗君に
卒業証書を読んでもらい、手渡してもらいました。その後、彼に
「私のポリシーは」と質問しました。
もし答えられなかったら卒業証書を返してもらって、九州大学入学も
取り消しだ!(笑い)。久宗君は「基本的人権の尊重と平和主義」と
即座に答えてくれたのです。このこともとても嬉しかったのです。
土曜日の休日にもかかわらず、講演会には予想を上回る人が参加し、
真剣に聞いてくださいました。私は小学校の教員の経験があるため、
講演中に手を挙げさせたり、質問したりするのでびっくりされたと
思います。質問した時に恥ずかしそうに答えて下さった方の表情が
忘れられません。きっと、どきどきしながら答えられたのでしょうね。
講演が終わったあと、多くの人から「講演はとてもよかった」と
言われ、正直ほっとしました。講演の後の懇親会でも教育の問題で
盛り上がり、楽しい時間をすごすことが出来ました。
次の日は世話役の方が、大宰府や福岡の街を案内してくださり
とても楽しい福岡講演旅行となりました。
福岡の皆さんありがとうございました。
参加者の感想
◎先生の話を聞いた後、学校で見える景色がかわったような気
さえします。生徒とのコミュニケーションを大切にしていきたいと
強く思いました。裁判頑張ってください。
◎市立4校の校長を含め、全職員に講演を聞いてほしかった。
職員会議は最高の議決機関とすること、又労働組合は必要です。
基本的人権と平和主義の大切さを聞き、感動を覚えることが出来ました。
◎とても話が上手で引き込まれて聞きました。たった一人で本当に
頑張っている人がいるんだなあと感銘しました。これからも頑張って
活動してください。応援しています。
◎教育者の良心に忠実に行動される土肥先生に心から感動しました。
◎都教委の言論統制の実態がよく分かるお話でした。そしてあらためて
組合の存在意義を確認することが出来ました。
◎市立4校の活性化を考えるのであれば、形式的ではなく、人間的に
尊敬される人材を管理職にしていくのが早道ではないかと思う。
◎本来、円滑な学校運営とは職員が自由に議論を尽くして、納得して
結論を出し、それを校長が尊重することによってなされると思います。
先生の裁判、陰ながら応援しています。頑張ってください。
◎真の管理職は生徒に目線を向けるべきで、生徒をちゃんと見ていれば
教師と繋がっていくと私は考えます。私は先生の教育理念に同調し、
先生の勇気や、権力に屈しない強さ迫力に、ただただ敬服いたします。
先生の教育への情熱を若い人たちに引き継がなければならないと思いました。
非組(合員)の若者にも先生のような管理職がいらっしゃったことを
伝えていきたいと思います。
2010年2月24日水曜日
2010年2月13日土曜日
講演日記@桐朋学園
2010年1月23日(土) 東京都国立市
場所: 桐朋学園 (桐朋中学校・高等学校)
時間: 午後2時から午後4時まで
今回は国立市にある桐朋学園(桐朋学園小学校・中学校・高等学校)の
先生方に招かれて講演を行いました。(組合の研修会)
最初の講演依頼のメールが来た時、私は今でもこのような民主的な学校が
あるのかと驚いたのです。何を驚いたかというと、校長は教職員の選挙で
選ぶということでした。まさに私の理想としている学校だったのです。
本来教育は意見の相違はあっても、校長、教職員が一体となって教育活動
をすることにより最大の教育効果が発揮できると思っていたからです。
今の都立高校の実態はそれとは大きく違うが故に、講演をするとともに、
桐朋学園の様子も知りたいという思いもありました。
やはり違っていました。講演の最初の方で、校長先生が講演会に参加して
いることがわかったのです。しかも参加していても全然違和感はなく、
まるで都立高校とは違いました。
桐朋学園の先生方にとって、今の都立高校の実態は信じられない話ばかり
だったようです。講演の途中でしばしば桐朋学園のことを聞くと、まるで
都立高校とは違い、職員会議では当然自由に発言し、民主的に運営されて
いるようで、羨ましい限りでした。
私の講演が終わった後、皆さんとフリートーキングをした時、ほとんどの
人が「東京都の実態を初めて知って驚いた。職員会議で自由に発言することは
あたりまえだと思っていた。」と語っていました。私は「そのような民主的な
学校運営を絶対続けてほしい。教育の主体である生徒のために汗をかいてほしい。」
と発言し、最後に「優秀な人材がいる桐朋学園だからこそ他者、特に社会的弱者に
対する配慮が出来る社会的リーダーを育ててほしい。」とお願いして講演会を
終わりました。
その後の有志による反省会でも教育問題で大いに盛り上がり、終わったのは何と
午後9時半!帰宅したのは午後11時でした。本当に楽しい講演会&反省会でした。
桐朋学園の皆さんありがとうございました。

参加者の感想
◎人事権を盾に行われる実質上の言論統制。「業績評価」があるために拘束される自由な発言。都から派遣される役人による無言の圧力。実際にそれを体験した土肥先生の口から紡ぎだされる言葉の数々はとてもリアルで、平穏無事に暮らす自分にとってはショッキングなものでした。それでいて、土肥先生はそんなシリアスな事件をとても面白おかしく語って下さいました。それは、都教育委員会の弁明があまりにも不体裁で、公の場でこれらの実態の是非を問えば、どちらが正しいかなどは明白だからだと思います。
◎たった一人で都の教育委員会に異議を唱えた人、とはどんな人なのか(失礼ですが)と思って出席しました。が、お話を伺って、ほんとうに信念のある方で、子ども達のことを思っている先生なのだ、ということがよくわかりました。トップダウンではない桐朋民主主義をもう一度見直して、みんながそれぞれの責任を果たし、子どもたちにとってもよい学校であるようにと思いました。
◎公立高校でのヒエラルキー、権力構造と、その中での業績評価をおそれて、余分なことはせず、自分の仕事だけをたんたんとこなすだけの教員が多くなっている、という話にも愕然とした。その一方で、「組合員が生徒のために汗をかかなくなった」という話もあった。何よりも、「生徒のため」に、「言論の自由」と「平和主義」を実践する土肥先生だからこそ、その言葉に力がある。遠く及ばない自らのあり方を考えさせられた。残された桐朋での時間、少しでも今日の経験を生かせるようにしたい。
◎登校してくる生徒達に、名前を覚えたいというお気持ちから、毎朝声をかけていらしたそうですが、朝から声をかけてほしくない生徒もいるだろうとわかっていらっしゃる上でなさっているところが素敵だなあと思いました。生徒達に、自分の考えを言いなさいと伝えてきたことを、保身のために裏切らないという姿勢、そして、反論や批判も受け止めた上で、少数派に怯まず、評価におびえないという姿勢は、人間として誠実な生き方であり、それを示すことは何よりの教育だと思います。土肥さんの生き方に共感するのは簡単なことですが、では、自分は何をしていくのか、自分自身の課題をいただく機会でした。
場所: 桐朋学園 (桐朋中学校・高等学校)
時間: 午後2時から午後4時まで
今回は国立市にある桐朋学園(桐朋学園小学校・中学校・高等学校)の
先生方に招かれて講演を行いました。(組合の研修会)
最初の講演依頼のメールが来た時、私は今でもこのような民主的な学校が
あるのかと驚いたのです。何を驚いたかというと、校長は教職員の選挙で
選ぶということでした。まさに私の理想としている学校だったのです。
本来教育は意見の相違はあっても、校長、教職員が一体となって教育活動
をすることにより最大の教育効果が発揮できると思っていたからです。
今の都立高校の実態はそれとは大きく違うが故に、講演をするとともに、
桐朋学園の様子も知りたいという思いもありました。
やはり違っていました。講演の最初の方で、校長先生が講演会に参加して
いることがわかったのです。しかも参加していても全然違和感はなく、
まるで都立高校とは違いました。
桐朋学園の先生方にとって、今の都立高校の実態は信じられない話ばかり
だったようです。講演の途中でしばしば桐朋学園のことを聞くと、まるで
都立高校とは違い、職員会議では当然自由に発言し、民主的に運営されて
いるようで、羨ましい限りでした。
私の講演が終わった後、皆さんとフリートーキングをした時、ほとんどの
人が「東京都の実態を初めて知って驚いた。職員会議で自由に発言することは
あたりまえだと思っていた。」と語っていました。私は「そのような民主的な
学校運営を絶対続けてほしい。教育の主体である生徒のために汗をかいてほしい。」
と発言し、最後に「優秀な人材がいる桐朋学園だからこそ他者、特に社会的弱者に
対する配慮が出来る社会的リーダーを育ててほしい。」とお願いして講演会を
終わりました。
その後の有志による反省会でも教育問題で大いに盛り上がり、終わったのは何と
午後9時半!帰宅したのは午後11時でした。本当に楽しい講演会&反省会でした。
桐朋学園の皆さんありがとうございました。
参加者の感想
◎人事権を盾に行われる実質上の言論統制。「業績評価」があるために拘束される自由な発言。都から派遣される役人による無言の圧力。実際にそれを体験した土肥先生の口から紡ぎだされる言葉の数々はとてもリアルで、平穏無事に暮らす自分にとってはショッキングなものでした。それでいて、土肥先生はそんなシリアスな事件をとても面白おかしく語って下さいました。それは、都教育委員会の弁明があまりにも不体裁で、公の場でこれらの実態の是非を問えば、どちらが正しいかなどは明白だからだと思います。
◎たった一人で都の教育委員会に異議を唱えた人、とはどんな人なのか(失礼ですが)と思って出席しました。が、お話を伺って、ほんとうに信念のある方で、子ども達のことを思っている先生なのだ、ということがよくわかりました。トップダウンではない桐朋民主主義をもう一度見直して、みんながそれぞれの責任を果たし、子どもたちにとってもよい学校であるようにと思いました。
◎公立高校でのヒエラルキー、権力構造と、その中での業績評価をおそれて、余分なことはせず、自分の仕事だけをたんたんとこなすだけの教員が多くなっている、という話にも愕然とした。その一方で、「組合員が生徒のために汗をかかなくなった」という話もあった。何よりも、「生徒のため」に、「言論の自由」と「平和主義」を実践する土肥先生だからこそ、その言葉に力がある。遠く及ばない自らのあり方を考えさせられた。残された桐朋での時間、少しでも今日の経験を生かせるようにしたい。
◎登校してくる生徒達に、名前を覚えたいというお気持ちから、毎朝声をかけていらしたそうですが、朝から声をかけてほしくない生徒もいるだろうとわかっていらっしゃる上でなさっているところが素敵だなあと思いました。生徒達に、自分の考えを言いなさいと伝えてきたことを、保身のために裏切らないという姿勢、そして、反論や批判も受け止めた上で、少数派に怯まず、評価におびえないという姿勢は、人間として誠実な生き方であり、それを示すことは何よりの教育だと思います。土肥さんの生き方に共感するのは簡単なことですが、では、自分は何をしていくのか、自分自身の課題をいただく機会でした。
2010年2月11日木曜日
2.6集会資料 ご希望の方に差し上げます。
さる2月6日開催いたしました
「モンスター都教委さま、裁判へようこそ」集会で、
配布しました資料ですが、
いつも集会後もご希望の方がいらっしゃるため
今回は多めに印刷いたしました。
遠方やご都合などのため集会においでになれず、
資料送付をご希望の方は、
メールで、
ganbaredohi@yahoo.co.jpまたは
dohisaibansien@gmail.com へ
ご氏名と郵便番号、送付先住所をお知らせください。
<資料内容>
1.プログラム
2.裁判の経過報告(吉峯弁護士)
3.土肥裁判の損害賠償対象の人権侵害について
(裏面【解答乱麻】高橋史朗氏)
4.非常勤教員採用選考推薦書兼業績評価書
5.国民の教育権からみた職員会議の役割(醍醐教授)
他
「モンスター都教委さま、裁判へようこそ」集会で、
配布しました資料ですが、
いつも集会後もご希望の方がいらっしゃるため
今回は多めに印刷いたしました。
遠方やご都合などのため集会においでになれず、
資料送付をご希望の方は、
メールで、
ganbaredohi@yahoo.co.jpまたは
dohisaibansien@gmail.com へ
ご氏名と郵便番号、送付先住所をお知らせください。
<資料内容>
1.プログラム
2.裁判の経過報告(吉峯弁護士)
3.土肥裁判の損害賠償対象の人権侵害について
(裏面【解答乱麻】高橋史朗氏)
4.非常勤教員採用選考推薦書兼業績評価書
5.国民の教育権からみた職員会議の役割(醍醐教授)
他
2010年2月7日日曜日
2.6集会成功!ありがとうございました。
2010年1月24日日曜日
講演日記@稲城市
2009年12月19日(土) 東京都稲城市
場所: 稲城市立iプラザホール
時間: 午後1時30分から午後2時40分まで
今回の講演は今までと違って、私の講演と中川美保さんのサクソフォンコンサートとのコラボレーション。私の講演が前でよかった。中川さんのコンサートの後だったら観客が誰もいなくなるところでした。(笑い)
私は正直言って昔から音痴で音符も読めず、音楽はからきし苦手でしたが、中川さんのサクソフォンの演奏には聞き入ってしまいました。やはり生演奏は素晴らしいですね。中川さんありがとうございました。
私が商社を辞めて先生になった大きな理由の一つが、憲法第9条による日本の平和を永遠に続けるために、未来を担う子ども達にこの平和の思想を伝えたかったからです。商社に勤めていた頃、海外に駐在したほとんどの人が「本当に日本は安全な国だ」と言っていました。特に女性が「アメリカなんか夜一人では歩けない」の言葉が印象的でした。小さな頃から徹底的な非暴力主義だった私は、憲法第9条の理念は人類が創り出した最高の文化だと思っています。
日本が世界に誇れるものは科学技術、勤勉性等さまざまありますが、なんといっても第一は憲法第9条による平和です。この平和こそ世界中に広めていく責務が日本にあるのです。日本の世界に対する貢献は、人間の命を奪うために汗をかくことではなく、人間の命を守るために汗をかくことなのです。即ち、戦争に加担するのではなく、災害救助に汗をかくことが日本の使命だと思っています。
そして人類最悪の文化が戦争です。戦前の日本を見れば明らかのように、言論の自由がない社会は独裁国家となり、戦争への道へと歩んでいくのです。特に教育の現場で言論の自由がなくなったとき、平和な国家はありえないのです。戦前の教育を反省した教職員の「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンはいつまでもその輝きを失ってはならないのだと思います。
今回私が東京都教育委員会(都教委)と闘っているのは、実際に私自身が言論弾圧を受け、東京都の教育の現場で教職員が自由に物を言えなくなってきているからなのです。
今回の講演で私自身に対する言論弾圧だけでなく、生徒の掲示物に対する言論統制、教員に対する言論統制について話しました。戦前を思わせるような都教委の非常識な言論統制に、集会に参加した皆さんは信じられないような表情で真剣に聞いてくださいました。本当に楽しい講演が出来、どうもありがとうございました。
最後になりましたが、若葉台は私にとっても忘れられない場所です。今から約30年前、都立小川高校(町田)でサッカー部の顧問をしていたときに稲城高校(現若葉総合高校)にサッカーの練習試合に来たことがあります。その時は周りには何もなく、吹きさらしのグランドで、えらい田舎の学校だなと思いました。今回講演した稲城市立iプラザホールを初め近代的なビルが立ち並んでいるのを見て驚くとともに、私も年を取ったんだなとため息が出ました。
参加された皆さんの感想
◆東京都の石原知事、教育委員会の実態を一層明らかにし、前近代的な動きに早く歯止めを! と強く思いました。
◆黙っていたら本当に恐ろしい言論弾圧、よく立ち上がってくださいました。二度と戦前のようにならぬよう、国民一人ひとりが考えていかなくてはいけませんね。自由の侵害に敏感になろう!
◆教育の大切さを再認識した。もっと長く話を聴きたかった。
◆話の内容が教育と9条と結びついていて、大変わかりやすく胸に落ちた。元気でフランクな話に好感がもてた。
◆全部おもしろかったです(10代女性)。
◆事実を的確に指摘し、わかりやすいお話でした。先生の勇気と努力に感心し、応援します。
◆ボーっと暮らしていましたが、身のまわりのことにもっと気を配っていかなければと強く思いました。
◆教育基本法の改悪に象徴されるように、行政は教育条件の整備から教育を指揮するものへ、戦前の忠君愛国を思い出させるような恐れを感じます。子どもたちの能力を十二分に発揮させるためには自由こそ必要です。
◆本日は講演ありがとうございました。まったくおっしゃるとおりです。因みに息子は三鷹高校の卒業生です。でも土肥先生の時代じゃなくて残念。
◆ちょっと早口でついていけないところもありましたが、楽しいながらも難しい問題を分かり易く話してくださいました。
場所: 稲城市立iプラザホール
時間: 午後1時30分から午後2時40分まで
今回の講演は今までと違って、私の講演と中川美保さんのサクソフォンコンサートとのコラボレーション。私の講演が前でよかった。中川さんのコンサートの後だったら観客が誰もいなくなるところでした。(笑い)
私は正直言って昔から音痴で音符も読めず、音楽はからきし苦手でしたが、中川さんのサクソフォンの演奏には聞き入ってしまいました。やはり生演奏は素晴らしいですね。中川さんありがとうございました。
私が商社を辞めて先生になった大きな理由の一つが、憲法第9条による日本の平和を永遠に続けるために、未来を担う子ども達にこの平和の思想を伝えたかったからです。商社に勤めていた頃、海外に駐在したほとんどの人が「本当に日本は安全な国だ」と言っていました。特に女性が「アメリカなんか夜一人では歩けない」の言葉が印象的でした。小さな頃から徹底的な非暴力主義だった私は、憲法第9条の理念は人類が創り出した最高の文化だと思っています。
日本が世界に誇れるものは科学技術、勤勉性等さまざまありますが、なんといっても第一は憲法第9条による平和です。この平和こそ世界中に広めていく責務が日本にあるのです。日本の世界に対する貢献は、人間の命を奪うために汗をかくことではなく、人間の命を守るために汗をかくことなのです。即ち、戦争に加担するのではなく、災害救助に汗をかくことが日本の使命だと思っています。
そして人類最悪の文化が戦争です。戦前の日本を見れば明らかのように、言論の自由がない社会は独裁国家となり、戦争への道へと歩んでいくのです。特に教育の現場で言論の自由がなくなったとき、平和な国家はありえないのです。戦前の教育を反省した教職員の「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンはいつまでもその輝きを失ってはならないのだと思います。
今回私が東京都教育委員会(都教委)と闘っているのは、実際に私自身が言論弾圧を受け、東京都の教育の現場で教職員が自由に物を言えなくなってきているからなのです。
今回の講演で私自身に対する言論弾圧だけでなく、生徒の掲示物に対する言論統制、教員に対する言論統制について話しました。戦前を思わせるような都教委の非常識な言論統制に、集会に参加した皆さんは信じられないような表情で真剣に聞いてくださいました。本当に楽しい講演が出来、どうもありがとうございました。
最後になりましたが、若葉台は私にとっても忘れられない場所です。今から約30年前、都立小川高校(町田)でサッカー部の顧問をしていたときに稲城高校(現若葉総合高校)にサッカーの練習試合に来たことがあります。その時は周りには何もなく、吹きさらしのグランドで、えらい田舎の学校だなと思いました。今回講演した稲城市立iプラザホールを初め近代的なビルが立ち並んでいるのを見て驚くとともに、私も年を取ったんだなとため息が出ました。
参加された皆さんの感想
◆東京都の石原知事、教育委員会の実態を一層明らかにし、前近代的な動きに早く歯止めを! と強く思いました。
◆黙っていたら本当に恐ろしい言論弾圧、よく立ち上がってくださいました。二度と戦前のようにならぬよう、国民一人ひとりが考えていかなくてはいけませんね。自由の侵害に敏感になろう!
◆教育の大切さを再認識した。もっと長く話を聴きたかった。
◆話の内容が教育と9条と結びついていて、大変わかりやすく胸に落ちた。元気でフランクな話に好感がもてた。
◆全部おもしろかったです(10代女性)。
◆事実を的確に指摘し、わかりやすいお話でした。先生の勇気と努力に感心し、応援します。
◆ボーっと暮らしていましたが、身のまわりのことにもっと気を配っていかなければと強く思いました。
◆教育基本法の改悪に象徴されるように、行政は教育条件の整備から教育を指揮するものへ、戦前の忠君愛国を思い出させるような恐れを感じます。子どもたちの能力を十二分に発揮させるためには自由こそ必要です。
◆本日は講演ありがとうございました。まったくおっしゃるとおりです。因みに息子は三鷹高校の卒業生です。でも土肥先生の時代じゃなくて残念。
◆ちょっと早口でついていけないところもありましたが、楽しいながらも難しい問題を分かり易く話してくださいました。
2010年1月19日火曜日
第4回口頭弁論と報告会
年明けの1月14日、「学校に言論の自由を!」裁判の第4回口頭弁論と報告会が行われました。
[裁判]
裁判そのものは2分で終わった。
開廷してすぐに裁判長が都準備書面(2)が提出されたのを確認して、都側に「何か言うことはありませんか」と質問し、都側も「特にない」と発言してそれで終わり。次回の日程は3月11日(木)午前10時から。606号法廷。
[報告集会]
その後隣接の弁護士会館で報告集会を行った。
最初に土肥元校長が挨拶。「都側の反論はいつも早く終わる。都教委には説明責任があるのに、肝心なところについて全く説明しない。そのような都教委の姿勢を皆さんに考えてもらいたい。」
吉峯弁護士:
今回の都の準備書面では次の3つが書かれている。
1. 原告主張の1~7についての反論・・=>当方は事実関係を各項目について争う。
2. 本件不合格処分について・・・=>土肥元校長が生徒・保護者・同僚から得ている高い評価をみると、校長の適性について疑う余地のないことは明らかで、都の低い評価は「はじめから不合格にするための恣意的なものと言わざるを得ない。
3. 消滅時効(不法行為が成立しているけれど時間が経っているので不問に付す)について・・=>消滅時効の主張をしてきているのは都側が不法行為の成立について不安になっているためか。
今後憲法的観点や教育学的見地から学者の鑑定意見書を提出したい。すでに3氏に依頼している。
土肥元校長:
都教委の反論は事実と違う。なぜ事実を認めないのか。(具体的事実を列挙)。提出資料の高橋史郎氏のサンケイ新聞コラムについては、どうして都教委のように解釈できるのか。彼は校長の意思決定の参考のために職員の意向を聞く採決・挙手は構わないと言っている。
都教委に「個別的職務命令を発することと、卒業式の適正実施とどちらが重要か」と質問したら、職務命令だと答えたのには呆れた。都教委は自分の命令に従わせることの方が重要で、その結果が招く事態についてはどうでもいいのだ。私は都教委のロボットになるために校長になったのではない。人間として生徒に接していきたいから校長になった。ゆえに当然校長の人権も尊重されなくてはならない。
(参加者約45名)

次回法廷は3月11日(木)午前10時。 東京地裁606号法廷
[裁判]
裁判そのものは2分で終わった。
開廷してすぐに裁判長が都準備書面(2)が提出されたのを確認して、都側に「何か言うことはありませんか」と質問し、都側も「特にない」と発言してそれで終わり。次回の日程は3月11日(木)午前10時から。606号法廷。
[報告集会]
その後隣接の弁護士会館で報告集会を行った。
最初に土肥元校長が挨拶。「都側の反論はいつも早く終わる。都教委には説明責任があるのに、肝心なところについて全く説明しない。そのような都教委の姿勢を皆さんに考えてもらいたい。」
吉峯弁護士:
今回の都の準備書面では次の3つが書かれている。
1. 原告主張の1~7についての反論・・=>当方は事実関係を各項目について争う。
2. 本件不合格処分について・・・=>土肥元校長が生徒・保護者・同僚から得ている高い評価をみると、校長の適性について疑う余地のないことは明らかで、都の低い評価は「はじめから不合格にするための恣意的なものと言わざるを得ない。
3. 消滅時効(不法行為が成立しているけれど時間が経っているので不問に付す)について・・=>消滅時効の主張をしてきているのは都側が不法行為の成立について不安になっているためか。
今後憲法的観点や教育学的見地から学者の鑑定意見書を提出したい。すでに3氏に依頼している。
土肥元校長:
都教委の反論は事実と違う。なぜ事実を認めないのか。(具体的事実を列挙)。提出資料の高橋史郎氏のサンケイ新聞コラムについては、どうして都教委のように解釈できるのか。彼は校長の意思決定の参考のために職員の意向を聞く採決・挙手は構わないと言っている。
都教委に「個別的職務命令を発することと、卒業式の適正実施とどちらが重要か」と質問したら、職務命令だと答えたのには呆れた。都教委は自分の命令に従わせることの方が重要で、その結果が招く事態についてはどうでもいいのだ。私は都教委のロボットになるために校長になったのではない。人間として生徒に接していきたいから校長になった。ゆえに当然校長の人権も尊重されなくてはならない。
(参加者約45名)
次回法廷は3月11日(木)午前10時。 東京地裁606号法廷
2010年1月1日金曜日
明けましておめでとうございます
皆様への年賀状
昨年は私にとって激動の年でした。
3月、三鷹高校の離任式でもらった生徒からの卒業証書と全クラスからの色紙は私にとって宝物です。
「連帯を求めて孤立を恐れず」の心境で社会に訴えましたが、今では多くの皆さんの暖かいご支援に元気をもらい、孤立感は全くありません。
「力及ばずして倒れることは辞さないが、力尽くさずして挫けることは拒否する」が今の心境です。言論の自由と平和な日本を築くことが、生徒のため東京のため日本のためであり、私の力の限り頑張りたいと思います。
2月6日(土)には府中グリーンプラザ
(京王線府中駅徒歩1分)
で私の集会が開かれます。ぜひご参加下さい。
本年もよろしくお願い致します。
2010年 元旦
土肥 信雄
<追伸>1月14日(木)午前10時より私が提訴した「学校に言論の自由を!」裁判の第4回口頭審問が行われます。東京地裁606号法廷にて。こちらの方にもお越しください。(傍聴席42) なお終了後弁護士会館502CD会議室にて報告集会を行います。
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